やらなくていいもの

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陸上十種競技コーチの林田です。
 
昨日は福島県南相馬市で
陸上クリニックの講師として
指導をしに行ってきました。
 
3月11日
東日本大震災が起きた日
トレーニング後には全員で黙祷をしました。
 
実際6年前にこの辺りで津波が来たかと思うと
例年と違う雰囲気の中で
より当時の状況や感情を深く思い出しました。
 
当たり前にできている環境が
当たり前でないことを
改めて感じるきっかけになりました。
 

 
私はスポーツに携わる仕事をしていますが、
スポーツは「やらなくていいもの」
だと思っています。
 
「やらなくていいもの」、見る人によっては
「必要ないもの」と感じる人もいます。
 
昨日、教えた選手たちで陸上で活躍して
オリンピックや世界大会に出てその力で
一生食っていける可能性は低いです。
 
受験や就活で
陸上の技術や体力を見られることは
ほとんどありませんよね。
 
こういう言い方をすると
「スポーツなんかやる必要ない」
と聞こえるかもしれません。
 
でも私が思うのは・・・
やらなくていいことをわざわざ時間を
割いて取り組めることは意識が高いこと、
レベルが高いことなんじゃないかと。
 
大会で勝ちたい
好きだから走りたい
自己ベストを更新したい
 
全部レベルの高い欲求です。
レベルの高い欲求は
 
安心して寝ることができる
ご飯を食べることができる
学校に行くことができる
 
当たり前のベースがあることで
持つことができます。
 
震災直後の状況では
おそらく難しかったと思います。
 
やらなくていいことに挑戦できることは
恵まれた環境があるからこそ。
挑戦するなら価値や意味のあるものに
できたほうがいいに決まってます。
 
当たり前だと思って取り組むか
挑戦だと思って取り組むか
 
私がスポーツを始めた時から
スポーツに挑戦する気持ちを持ちながら
取り組むことができたら違う形に
なっていたかもしれません。
 
やらなくていいことをやれる。
当たり前は当たり前じゃない。
今の気持ちを忘れないようしたいです。